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第155回 痛みから学んだこと

第155回 痛みから学んだこと


Hello ! Granny Hirokoです。

 

すっかりご無沙汰しておりました。いつの間にか桜は散り、ヒラドツツジが七分咲きになっていました。

 

四月初めに、頸椎ヘルニアの手術を提案され、目の前が真っ暗に。

 

手術一択ということで、諦めるにも、やはり首を切るということにどうしても躊躇があり、

 

セカンドオピニオンを求めてほかの病院を受診したところ、同じMRI画像を見ながら、まったく違う診断をしていただきました。

 

とにかくリハビリをしながら姿勢矯正、首の筋肉強化をはかりつつ、痛みの様子を観察したうえで、

 

どうしても痛みが引かないようであればその時にオペを考えよう。

 

まだ、尽くす手はあるということで、真っ暗なトンネルの中に本当にスーッと一条の光が射しこんで来た思いでした。

 

ただ、やはりパソコン作業はできる限り短時間にということで、毎日更新させていただいていたブログも、

 

不定期更新となりますが続けてゆきたいですし、とりあえず、元気にオンラインレッスンは続けていますし、

 

最近はウォーキングも再開しました。

 

 

今回のこの頸椎ヘルニア騒ぎで、一つ、学習いたしました。

 

それは、「同じ画像を見ても整形外科医によって全く診断の所見が違う」ということです。

 

これは、もしかしたら、私たち講師にとっても同じことかも知れません。

 

「英語ができない」「英語が苦手」「どうしても英語の成績が上がらない」

 

そういった生徒さんと、この30有余年で沢山出会ってきました。

 

あちこちの塾を渡り歩いたけど、どこに行ってもパッとしなかった。

 

でも、最後までご自分のお子さんを信じて、あきらめずに、この子をみてくれる先生を探そう!と努力され、

 

子供さんを説得されて私のもとに連れて来られた何人かのお母さん達がおられました。

 

確かに最初成績表を、返却されてきたテスト結果を見せていただくと、惨憺たる状況。

 

でも、体験レッスンをし、わからないところまでさかのぼって、じっくりと教えていくと、

 

そこには「何らかの手がかり」が見つかります。突破口への糸口のようなものです。

 

もちろん、お子さんによって、性格も違うので、アプローチの仕方は手探りだし慎重でなければなりませんが。

 

まだ若いころに、十分に生徒さんとのラポールが取れていないのに、ズカズカと踏み込んだ指導をして、

 

せっかく築きかけていた信頼関係を失くしてしまった苦い経験もありましたから。

 

錆が詰まった水道管がどこで詰まっているかを確認しそれを取り除けば、ダーッと一気に水が流れるように、

 

子供の可能性は無限大です。

 

今の成績が悪いから、もうどうしようもない、手の施しようがない、とあきらめるのではなく、

 

今できること、今やるべきことを見極めて、生徒一人一人のゴールを見据えて責任を持って指導すること、

 

それが講師の責任であり、義務だということを再確認しました。

 

色んなタイプのお子さんがいて、色んなタイプの先生がおられる。

 

確かに、人には「相性」があります。

 

でも、縁あって巡り合えた生徒さんとは、仲良くしたいし、いい関係を築いてゆきたいですね。

 

今回私が知り合ったお二人の整形外科医、どちらも親身になって私の症状の改善を考えて下さったことに変わりはないのですが、

 

「首の手術をすることのリスクに恐怖を感じている患者」の気持ちに寄り添う提案をして下さった先生に、

 

私はついて行くことにしました。オペには自信がある、任せてくれたら大丈夫だから手術一択だ!という先生ではなく。

 

 

生徒さんの今のニーズに私はちゃんと応えているだろうか?

 

生徒さんの気持ちに寄り添っているだろうか?

 

自分への戒めのチャンスをいただいたと感謝しています。

 

 

実は先週、あるコミュニティーの皆さんにお話をさせていただく機会を頂戴し、新しい出会いがありました。

 

そこからこのライン公式に登録していただいた方々も何人かいらっしゃいます。ありがとうございました。

 

以前は、ウイークデーに毎日更新していたブログですが、首の痛みが解消するまでは

 

不定期更新となりますが、歳時記やら、英語の一口メモやら、子育て相談のようなお話を

 

以前と変わらずアップしていこうと思っています。今まで通りおつきあいくださいませ。