第127回  感謝と慰めの気持ちを託す言葉

第127回  感謝と慰めの気持ちを託す言葉



Hello!  Granny Hirokoです!

 

今日は久々にメルボルンのEさんのレッスンでした。

 

歯医者さんの予約やら、お店でのお買い物やら、子供さんの就学手続きやらに関

 

する実用的なフレーズをずっと練習していたのですが。

 

今日、彼女からのリクエストが

 

「すごく親切にしてくれた人への感謝の気持ちを表す言葉」と

「ご主人を亡くされて悲しんでおられるコロンビア人のお友達にかける

 

慰めの言葉」 を教えてほしい。

 

Hirokoさん、なんて伝えたらいい?というものでした。

 

すごいよね!実用の日常会話から、一歩踏み込んで、Eさんは、自分の気持ちを表

 

現する英語を使いたいって気持ちにステージが上がっていました。素晴らしい!

 

優しい彼女ならではの質問に私も胸が熱くなりました。

 

本当にありがとうございます、という謝意を述べるのに、

 

もちろんThank you very much.でもいいでしょうが、

 

I appreciate you. とか、 I really appreciate your kindness.

 

というフレーズが使えたら、ちょっと上級者。

 

アイ アプリシエイチュー

 

アイ ゥリーリー アプリシエイチュア カインネス

 

『英語でカタカナ』はこんな感じに発音したら通じます。

 

Rの発音は日本人の私たちには難しいので、タコの口にしてから「リ」と発音して

 

みてください。前に小さな短い「ゥ」がついて、限りなく正しい「R」に聞こえます。

 

彼女の近隣の教会で、外国人対応のボランティアをされているお婆さん(ウクライ

 

ナ人)が、いつもとても親切なんだとか。その方に心をこめて言ってみる、とおっし

 

ゃっていました。

 

 

そして、泣いているお友達には

 

Don’t cry any more.もう泣かないで。(これは子供にも使えますね。)

 

I’m always thinking of you.  いつもあなたのこと思ってるから。

 

アイム オーウェイズ スィンキンアヴユー

 

I’m always with you. いつもそばにいるよ。 

 

アイムオーウェイズ ウィズユー と、声をかけてあげてください。

 

言葉にするのが照れ臭いなら、グリーティングカード文化の欧米人には

 

きれいなカードや手作りカードに思いをこめて、さりげなく渡すのもいいですね。

 

海外旅行で数日だけ観光するのとは違い、海外駐在員の妻として、幼いお子さん

 

達の世話をしながら、実際生活しているEさんには、私たちには計り知れない様々

 

なご苦労があるようです。

 

言葉の壁、文化の壁を感じながら、『移民の国』『出稼ぎ大国』と言われている

 

オーストラリアでさえも、アジア系に対する人種差別はあるし、永住権を持ってい

 

る移民と就業ビザで一時滞在(たとえ2年であったとしても)をしている外国人と

 

は、待遇すべてに差別があるようです。

 

そんなご苦労をされているEさんだからこそ、『ちょっとした優しさ』がものすごく

 

嬉しくて、その気持ちを言葉にしたい、ちゃんと伝えたいと思われたのでしょうね。

 

優しいEさんに寄り添って、これからも彼女のストレスが少しでも軽減するように

 

駐在生活のお手伝いをさせていただきたいと思います。

 

言葉はコミュニケーションツール。

 

使い手によって、薬にも毒にもなります。

 

想いを乗せて、丁寧に話せば、きっと思いは伝わるよ。