第106回 composeの語源を知ってる?  

compose語源 はバラバラのものをまとめて置くこと



Hello!  Granny Hirokoです!

 

この三連休も、休み返上でずっとオンラインレッスンしておりました。

 

大学受験生は共通テストやし、中学生は全国共通学力テストや宿題考査など

 

1月は大切な時期ですね。

 

さて、今日は前回に引き続きの英検指導のお話を。

 

二級の英作文対策をしているのですが。

 

二級の英作文問題は、20ワードくらいの簡単な英文で書かれたトピックを

 

読んで、それに対する自分の考えを述べ

 

その理由を二つ述べて、結論に至る、というもの。

 

内容、構成、文法、語彙をそれぞれ4点と考えて全部で6割強の10点が取れたら

 

だいたい合格って感じなんですが。

 

いかんせん、活字離れが著しい昨今の中高生は、

 

「理路整然と書かれた論説文」にも「美しい日本語で書かれた抒情的なエッセイ」

 

にも触れる機会が格段に乏しく。

 

『良いお手本』がインプットされていないから、日本語ですらアウトプットが

 

できないという現状です。

 

もちろん中には一握りの文学少年、文学少女もおられるにはおられるでしょうが。

 

書き方は、トピックに対して、「そう思うか。そう思わないか」を最初に明記し、

 

その理由1 その理由2と書き進め、結論につなげる。この結論部は、

 

トピックに書かれている英語をほんの少しアレンジするだけで構いません。

 

おまけに、作文のヒントなるようなキーワードが3つほど与えられている。

 

それをうまく使って、正しい文法で、単語やイディオムを間違うことなく

 

書いていけばいいのです。

 

だから、背伸びした文を作らずに、中学英語でいいから、正確な文章で書くこと。

 

これが合格への鍵です。

 

 

『たったこれだけ』のことですが、読書量が乏しく、社会情勢にも関心がない。

 

ニュースはネット情報(それも動画)という今の高校生には

 

トピックについて日本語で考えることすら至難の業でしょうね。

 

で、先日生徒が話していた英検対策のyoutube動画ですが

 

Grannyも、向学の為に、いくつか作文指導の動画を見てみました。

 

今、お話したような内容を、フローチャートにしたりアニメショーンを使って

 

『視覚的』にわかりやすくしながら、若いお兄さん先生が

 

すごくフレンドリーな態度で超早口でまくしたてる、というものが多い。

 

なぜかお姉さんは少ない。男の子なら、きれいなお姉さん先生がええよなあ。

 

ああ、あと40年若ければ()

 

いや、婆tuberなんてまだ少ないし、ニッチなところを攻めてみるか?

 

冗談はさておき、「料理方法」の解説動画なのでそれを見ながらやってみる

 

参考にはなると思います。

 

でも、書いたものの添削サービスまではないから、やりっぱなしにせずに

 

学校の(できればネイティブの)先生にチェックしていただいてくださいね。

 

あ、お兄さん先生の動画は、最後にお兄さんのお教室がちゃっかり宣伝されて

 

いましたわ。()そりゃそうだね。お上手。

 

つけ焼き刃では、できませんが、とにかく毎日、三行日記でもいいから

 

英語日記をつけるとか、いや、『そもそも文は作れねー!』と言うならば

 

英語の構文集の基本例文を毎日5文ずつ書きながら覚えるとか

 

アナログな昭和の学習方法だと言われるかも知れませんが

 

「一生もの」として語学学習を続けるなら、自分のものにするなら

 

地道な努力しか語学学習にはないと思います。

 

英作文 今はライティングと呼ばれますが、昔はコンポジションと言いました。

 

composition の 動詞形 compose の語源は

 

『バラバラのものをまとめて置くこと』だそうです。

 

つまり、頭の中にあるバラバラの考えをまとめて、紙の上に文章として着地させる。

 

なるほど、バラバラであってもいいから、頭の中にネタがないことにはね。

 

やはり、英作文(いや、日本語の作文も然り)が苦手な子が増えていることに

 

活字離れが大きく影響していることには間違いはないようです。