外国語学習はフラストレーションの連続
こんにちは!Granny’s オンライン英語教室のGranny Hirokoです。
雨、上がりました。日本海側ではちょっと強風で被害があったようです。
一気にまた季節が進むのかな?
さて、今日は「英語学習のフラストレーション」についてお話しましょう。
誰が一番フラストレーション感じてるか?って?
私だよ!(笑)
はい、Grannyも、ずっとずっとフラストレーションを感じながら英語とつきあっております。
文法学習はもちろんだけれど、外国人と話をする場面になると
やはり、緊張もするし、覚えているはずの単語が出て来なかったり、
言いたいことの半分も伝わっていないなあと、落ち込むことしきりです。
若い時なら、『笑ってごまかす英会話』もそれなりに可愛かったかも知れませんが(笑)
アラ還のグレイヘアーのお婆さんが、ニヤニヤしてたら、怖いよね(笑)
日本人のファジーな笑顔、外国人にとっては不気味だそうで。
「ちょっと何考えてるんだかわからない!」サンド富澤さん状態だったり
「Why Japanese people?」の厚切りジェイソンだったりするようです。
Yes/Noがはっきりしている欧米社会。
言った言わない、なんでもすぐ裁判沙汰になるような法社会。
曖昧な返答は、自分の首を締めることになるので、意思表示がはっきりしていますね。日本人は「沈黙の美徳」「みなまで言わずとも慮る」みたいなルールが
令和の今を持ってしてもまかり通っていますよね。
外国人と話すと、付き合うと、このカルチャーショックにまず頭を殴られる(笑)
私は海外在住経験はありませんが、色んなお友達や知人からの海外在住体験を聞いて、その壮絶さに、『そこを乗り越えておられるから、英語ペラペラだし、生き方も島国根性が抜けてて私とは違うなあ』って感心も得心もいたしました。
余りのストレスに10円禿ができた、とか、胃潰瘍になった、軽く鬱を発症した、
などなど本当に壮絶です。
英語がもともと堪能な方でも、異文化の中で生活をするということは
並々ならぬ気苦労があるでしょうに、英語なんて中高で仕方なくやっただけ、
大嫌いだった、などと言う状態で、海外の暮らしを体験されるとなれば
計り知れぬストレスを感じるはず。
日本人って完璧主義者が多いんですよね。
生真面目というか、ま、文法英語から入って、
英会話なんててんで学校で教えてくれない日本の英語教育を経て育った私達ですから、
『話す』ときもものすごく文法を意識してしまう。
間違ったら、バカにされるんじゃないか?とか。
あ、今、三人称のS忘れた、とかyesterdayの話をしてるのに
動詞を過去時制にしなかった、とか。
そんなこと、全然気にしなくていいのにね。
私は海外在住経験はありませんが、こちらでホストファミリーや、観光ボランティアやら、
仕事上でのネイティブスピーカーなどのつきあいは
それ相応に長年多岐に渡って多国籍軍(笑)と交わして参りました。
対して日本語学習などせずに、日本に渡って来る彼らの日本語は、
恐ろしいほどのブロークンがほとんど。
中には、日本語能力検定一級っていうアゼルバイジャン人とか、仏教に精通しているスイス人とか。いらっしゃいましたが、そんなの本当に100人に一人いるかいないか(笑)
皆さんほとんどが、日本語ド素人ですよ。
でも、皆様十分に通じますよ。身振り、手振り、絵を描いたり、
今なら、ネットで検索したらたいていの物の画像とか出てくるから、
日本語が怪しくたって、あ、これの話してるんだな、なんて一目瞭然。
立派に皆さん日本で生活されてますから。
彼らは、日本語はあくまでも『コミュニケーションツール』って考えているわけです。
日本に日本語や日本文化を学びに来ている人は別としてね。
当座、日本で暮らして、Japanese Lifeをエンジョイして帰るんだ~
みたいな観光客に毛が生えた程度の滞在を目的としているならば、生活できたらOKですから。
『外国語を学習することは、長い長い下りのエスカレーターを
全力で駆け上がるようなもの。息切れして、ちょっともうこれくらいで大丈夫かなって、休憩したら、たちまちまた押し戻されて地上階に逆戻り。そんなものよ。』
以前のブログでも書きましたが、これは、私の大好きな英語の師匠でもある
M先輩のお言葉。
本当に的を得た表現だなあと、つくづく。
全力でも駆け上がっていないずぼらな私は、ずっとグランドフロア付近をうろうろしているようなもんだなあと、反省。
ちょっとがんばってもなかなか継続した学習は難しいですよね。
何かの試験に受かるため、とか、資格取得を目的としていない限りは。
だから、もし、あなたが海外へ、旅行じゃなくて『在住』という形で突然行くことになったら、語学研修などの前準備もなく、ね。
もう、開き直りましょう。
わかんなくて当然だから。
でも、全然恥ずかしくないから。
いっぱい間違って、わからないことは、どんどん聞いて。
ジェスチャーでも絵描いても、スマホでググってもいい、ちゃんと思いの丈は伝えてください。
そうやって、もがくあなたを笑う奴は、以前にも書きましたが、捨て置けばいい。
日本人が日本語話せるように、英語を母語として育った人が英語ペラペラなのは
当たり前なんだから。なんもえらいことあらへん!(笑)
そんなことであなたを値踏みするような愚かな奴は、相手にしないこと。
そんな奴からは有用な情報だけ取り出せばそれでいい。
友達になる必要はないんやから。
私も、今までの英語学習史上、赤っ恥、大恥の連続です。
「Hiroko、英語の先生なのに、そんなことも知らないの?」
「どういう意味で使ったの?今のフレーズ?」
知らずに使って、それがものすごい「下ネタスラング」で
後から、恥ずかしいやらおかしいやら。そんな爆笑体験話しだしたら一日かかる。
ま、そうやってなんだかんだしながらこうして生きながらえておりまする。
失敗から学べばええねん!それが私の座右の銘。
もともと下りのエスカレーターを逆走してるんだから
なかなか到達しなくても
ちょっと休んだら元の木阿弥になっても、仕方ないって開き直って。
休んでも、上がることを止めさえしなければ、いつか必ず上階にたどり着きます。
ずっとあがいている私なんかで良ければ、
一緒に下りエスカレーターを上がりましょう。
Learning foreign languages is
like running up the elevator going down.
Never stop running it up,
you can get to the upper floor.