蜜柑って英語で何て言う?

蜜柑って英語で何て言う?



こんにちは!Grannysオンライン英語教室のGranny Hirokoです。

今日は、ハロウィン、万聖節の前夜祭Hallows Eveですね。

ハロウィンの起源について、この前、大人の英語クラスの皆さんには詳しくお話しましたね。

もとは、ケルト民族のサウィン祭が起源であること。

まあ、ざっと言えば、日本のお盆みたいなもんで、ご先祖様の霊が戻ってくる日だと信じられていること。

そして、その精霊たちに交じって、悪霊もやってきていたずらをするので、自分たちもお化けの仮装をして、「君たちの仲間だよ、だからいたずらしないでね」と、悪霊をだますところから、ハロウィンの仮装始まったというのがあらましです。

 

レッスンでは、ジャックオーランタンの起源や、イギリスではハロウィンより大々的に行われる、ガイ=フォークスナイトについても触れました。

今日も、あちこちで「ハロウィンの起源を知らずに」「ただ仮装をして騒ぐ」人達が街に繰り出しそうで、取り締まりに当たる警察の皆様ご苦労様です。

韓国の悲惨な事故のようなことがどうぞ起きませんように。

お盆に海で泳いではいけない、のと同じように、謂れを知らぬ者がハロウィンで騒ぐのもいけないのかも、ちょっと背筋がぞっとしました。

 

さて、話は変わりますが、今朝、沢山のミカンが親戚から届きました。

炬燵に入って食べる、黄色い甘い完熟ミカンは冬のお楽しみですが、

まだ、晩秋のこの時期に味わう青切ミカンも好きなGrannyです。

幼い日に遠足や運動会のお弁当に添えられていた青切ミカン。

まだ硬い皮に爪をたてると、青臭い芳香がパアッと広がり、遠い日の記憶をつれてきました。

早起きして台所に立ち、お弁当を作ってくれていた母の背中。

 

Grannyが中学生だった半世紀前の英語の教科書は、

 

This is an apple.    これはりんごです。

That is an orange.  あれはミカンです。

 

いったい、それ、どこで使うの?みたいな非日常的な英文で文法を教えていました。

そして、このapple と orange で、冠詞のanを教えるみたいな。

 

当時は、orangeを、ミカン、と訳してたなあ。

その後、高校生になったころに、温州みかんは、orangeではなくtangerineだと習い、

その後、ネイティブ達と仕事で話すようになってからは、

「は?tangerineって何?mandarin orange でしょ?」

「みかんは、Japanese tangerineだよ。」

「いや、Japanese mandarinだよ。」

「うそん、clementineだよ」

Satsuma Mikanで通じるよ。」などなど

出くわすネイティブごとに返って来る答えが違いました。

薩摩藩が作ったミカンが、温州ミカンの原種で、

それが世界に伝わっているから、Satsumaで通じる国もあるらしい。

 

とりあえず、orangeではないけど、

Japanese orange, what we call 'Mikan'.

いわゆる、『みかん』ってやつね、日本のオレンジですよ。

って言っとけば話は通じます。

 

インバウンド客が増えて、日本食のおいしさが世界へ広まっているから、

tempura  sukiyaki  okonomiyaki  udon みたいに、

日本語がそのまんま英語圏でも汎用される事例がますます増えそうですね。

もちろん、食べ物だけじゃなく、samurai  bon-sai   zen  katana  kimonoなども、もう日本語でOK.

 

だからこそ、大切にしたい、文化同様に自国の食べもの。国産の農産物をもっと増やさないと、

自給自足ではないこの国の食糧事情はとても不安定です。

正月は神社へ行き、家には仏壇があり、クリスマスはゴスペルを歌い、ハロウィンの起源も知らずに、仮装して道端で飲酒して暴れる。

 

他国の宗教に対する垣根がない、おおらかと言えばおおらか、悪く言えばポリシーがない、この平和ボケした国をちょっと危惧する、ハロウィンの夜のGrannyでした。