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英語の敬称 Dr.?D.D.S?D.M.D?

英語の敬称 Dr.?D.D.S?D.M.D?



こんにちは!Granny’s 英語教室のGranny Hirokoです。

 

うーブルブル!今朝は今季一番の冷え込みだったようで、列島各地の山からは初冠雪の便りが届いていました。

風邪ひきも三日目、ぼちぼち回復の兆しが見えてました。

皆様もご自愛くださいね。

 

さて、今日は英語の『敬称』についてお話しましょう。

 

実は、昨日昼過ぎに、メルボルン在住のオンラインスクールの生徒のEさんから

ラインにひっ迫したメールが。

 

「Hirokoさん、ヘルプ!

歯医者にメールを送りたいのですが、英文を教えてください。

 下の文を英訳してください。

『私は2023年1月27日9時15分に予約が入っていますが、

歯が痛いので、早く診て欲しいです。

他の患者さんのキャンセルが出たら連絡を下さい』

これを翻訳してください!」

と言われて、すぐに英文は作れましたが、

さてEメールだけど、宛名の敬称をどうする?

 

歯医者はDoctor of Dental Surgery で、D.D.S.

あるいは、Doctor of Medical Dentistry で、D.M.D

なんだけど。

先生の個人名で送るなら、やはり、お医者様なんだし、Mr.GreenではなくDr.Green だよね。

 

医師、と歯科医師、は日本ではなんとなく、いやーな感じで区別されてるようで、

私の友人で歯科医師の奥様がいるんだけれど、彼女はいつも

『うちはDentistDoctorやないからね。義兄は内科医なんやけど、

いつも歯科医の主人をどこか下に見てるし、セカンドハウスの購入にタワマンの内覧会に行ったときも、

アンケート用紙のキャリア記入欄にも、あきらかに 会社役員 /会社員、

医師 /歯科医師 って線引きがあるんよ。所詮、歯医者は技術屋と思われてるんやわ』と話しています。

 

そっかなあ?理数科のお勉強がからきしダメだったGrannyからしたら、

理系脳が素晴らしいうえに手先が器用じゃないと務まらない歯科医って

すごいなあ、えらいなあって尊敬しかないけどなあ。

 

そんな日本の事情はさておき、海外ではどうなんだろう?と調べてみたら、

やはり歯列矯正なんかが日本よりずっとさかんな欧米では、口腔外科の需要も高く、

難しいオペもできる歯科医師はそれなりのステータスがあるという情報が多々ありました。

医学部、歯学部、どちらもD.コースを修了してるんだから、Dr.に変わりはないよね。

って、ことで、Eさんには

Dear, Dr.〇〇で書き出してね、とお伝えをしました。

 

Professor, President,  Director, Manager と役職名は沢山ありますが、

個人的にメールを差し上げるなら、ビジネスレターではないので、

基本、Mr.Ms.で構わないと思いますが。お医者様にはDr.で統一でいいんじゃないかな?

 

〇〇ご夫妻、ならMr.Ms. 〇〇

〇〇さんご一家なら The 〇〇〇s と苗字の最後にSをつけます。

ただし、 Rogers や Wilsons などのようにSで終わるご苗字の場合は

The Rogers family, The Wilsons family とするのが良いでしょう。

このときはアポストロフィーSにはしないでね。意味が変わってしまいますから。

 

そうそう、Mr.& Ms.で、また一つ思い出しました。

私の英語の師匠のMさんが、かつて、イギリス旅行をされたとき。

彼女は日本に留学していた学生さんを手厚くもてなしていたから、

そのご両親からイギリスに来るなら、ホテルなんか予約せずに、ぜひ我が家へ、と。

すると、案内されたのは、マリフィセントが住んでるようなイギリスの古城で、

留学生の彼はなんとその地方の領主様のご末裔だったと。

狐狩りや、ダンスパーティーでもてなしてもらったMさんが、帰り際に

『日本に帰ったら、すぐお礼状を書くけれど、宛名はMr.&Ms.でいいのかした?』と尋ねたら

『いや、パパとママ宛ての手紙には、必ずThe Lord &The ladyと敬称をつけてね。』と言われたそうな。

おとぎ話のような、本当のお話です。

 

ちなみにEさんに送った英文は

 

Dear Dr.〇〇,

I’m E, your client and my ID number is 〇〇〇〇〇〇.

 

Though I have a reservation at 9:15 on January 27th 2023, now I have a terrible toothache.

If possible, could you examine me earlier?

Let me know if I could be examined earlier or not.

If anybody canceled the reservation, I’d like to be examined as soon as possible.

 

                                        Sincerely yours, E

 

というものです。

 

もし、海外赴任でもされて、急に歯が痛くなった時には、ご参考まで。