継がれてゆくぬくもり

継がれてゆくぬくもり




こんにちは!Granny’s オンライン英語教室のGranny Hirokoです。

 

今日、久々に、 古くからの友人の 京都の 呉服屋さんの若女将さんと 少し電話でお話をしました。

実は、Grannは 着物が大好きです 。

ちょっとしたお出かけでも、 おべべでお出かけをします。

その着物のほとんどは 、 母や祖母から 譲り受けたもので、

古いものは、今から 70年くらい前のものもあります。

けれども 伝統的な古典柄は 長い時を経ても 決して古臭い感じはなく

帯や小物を変えるだけで この令和の時代においても

とてもモダンな感じに着こなすことができます。

体形の変化にもアジャスタブルな着物は、洋服と違ってサイズ直しが不要だし。

 

 

そして何より 祖母や母が来ていた着物を身につけることで

心が安らぎ、不思議と何かに守られているような気分になるのです。

 

そんな話をしていたら 彼女も全く同感だと。

呉服屋さんだから、どんどん新しい着物を買っていただかないと儲からないんだけれど、

少々お高くても職人が手間暇をかけて作り上げた昔の着物は、

もちろん、当時の絹自体も国産で上等なんだけれど、

やはり、染め、織り、仕立て、全てに一流の職人の手を経たものは、

経年劣化が遅く、祖母、母、娘、孫、と、四代に渡って着られる。

究極のSDGSなんだと。

呉服屋としては、自分達がお渡しした着物を、親子で引き継いで

着てくださっているのを見るのは、呉服屋冥利に尽きます、

と、若女将さんは熱く語ってくれました。

 

日本人は、今更ではなく、昔から、究極のエコを実践してきたのだね、という話をしました。

 

英語で、『あなたはその着物を着てすごく素敵に見えますね。』という文は

 

You look so nice in that kimono.

 

~を着て、という表現は in~(衣服)

つまり、その衣服に包まれて、その中に入って、という表現。

wear とかput on だと、人が主体。人が着物を纏う、という感じ。

でも 着物に関しては包まれる、という表現がピッタリな気がするのです。

 

まさしく、私や彼女が、母や祖母の着物に包まれるときに、感じる安ど感が、

英語の文章としっくり来るのが不思議です。

 

職種は違っても、その仕事が好きで、その仕事を選んで働いている人は

輝いています。生き生きしています。

 

今日は、伝統産業の中、古いしきたりに縛られながらも前向きに生きている友人と

お話が出来て、励ますつもりが、私が元気をいただきました。

 

あなたは、どんな服を着ていると、リラックスしますか?

 

あなたらしいですか?