家族のカタチ
こんにちは!Granny’s オンライン英語教室のGranny Hirokoです。
今朝は、J-アラートの不気味な音で、肝を冷やしましたね。
もう、ほんま、止めて欲しいわ~。
さて、今日は、児童英語に関するお話です。
児童英語にも関わり続けて30有余年。
子供の気質も、親御さんの気質も、ずいぶんと変化しました。
いつのころからか、「家族関係」を理解できないお子さんが増えて
きましたね。もう20年くらい前からかな?
パパや、ママを名前で呼んだり、祖父母も「じぃじ」「ばぁば」と言われるのが嫌な人は名前で呼ばせたり、というご家族が増えて来たころからですね。
Family Tree(家系図)を使って、grandfather, grandmother, father, mother, uncle, aunt, cousinなどの単語を教えるシーンで
理解がなかなか進まないお子さんが増えてきました。
自分を中心とした、家系図を描かせて、そこに人間関係を書き入れていくというようなワークがたいていの、児童英語の教材にはあるんですが。
如何せん、おばあちゃんのことは名前で呼んでるもんだから
「違うよ、『おばあちゃん』じゃなくて、『まーちゃん』」
「じゃあ、『マーちゃん』は誰のママかな?パパのママ?ママのママ?」と聞くと
「パパのママだよ。」
「パパのママは、〇〇ちゃん(生徒名)から見たら、『おばあちゃん』つまりgrandmotherになるんだよ。」
と説明しても、
「『まーちゃん』はおばあちゃんじゃないもん、おばあちゃんって呼んだら叱られたん」
いやはや、困った~。
こんなことが、ざらにありました。
どう呼ばせるかは、ご家族の中でお好きにされればいいけれど、家族関係を表す、伯父、叔父、伯母、叔母(兄か弟か姉か妹で漢字も違いますらね~)
や、従兄弟、従姉妹、祖父母ぐらいの言葉は、ご家庭で教えていただきたい。
英語教室で、grandmother を習って、初めておばあちゃんがわかる、
っていうのも、いかがなものか?と私は思います。
所変わればですが、私の友人はご主人の海外転勤で、出産から子育てを、30年くらい前のニューヨーク近郊でした経験をお持ちです。
その彼女から、聞いた話。
まだ、日本には、「シングルファーザー」とか「シングルマザー」って言葉が浸透していなかった時代。
プリスクールで仲良くなったアメリカ人家庭に、お子さんが遊びに行き、お迎えに行くと、見たことない男性が一人。
以前に、行った時に、子供さんが、ファーストーネームを呼んで懐いてい男性とは違う。あれ?この人がパパなのか?と怪訝に思いながら挨拶をすると、
This is my ex –husband, Jorge. Alex’s father.と紹介された。
渡米してまだ日の浅い彼女は ex-husband という言葉を知らなくて、
当時はスマホもなく、ググることもできず、意味がわかるのに、時間がかかった、と。
former(前任の)president(社長)のように、former husbandという言い方の方がフォーマルですが、ex-を使う方も結構多い。
で、彼女のお子さんは、その後も色んな家庭に遊びに行き、多くの家庭に
ex-husband と、 mama’s boyfriend が存在することを
子供伝いで知り、愕然とした、と話していました。
ところ変われば、家族関係も様々ですね。
昨日、オンラインで、孫にこの家系図を教えていて、
孫には、きちんと、「姻族」「血族」の話もしました。
そしたら、孫が、
「結婚して、家族がふえて、親戚がつながって、つながって
幸せがいっぱい増えるんやね。素敵」と言いました。
その言葉が、私をとってもハッピーにしてくれたことは言うまでもありません。
孫の期待に応えるためにも、大人たちはみんな仲良くしなくちゃね。