栗のポタージュを作りながら
こんにちは!Granny’sオンライン英語教室のGranny Hirokoです。
Granny は、栗とオートミールで、冷たいポタージュスープを作りました。
栗のポタージュは熱いのに限る!って思ってたけど、
35℃超えの秋の日には冷たいポタージュも美味しかったです。
さて、栗の皮剥きをしながら、口をついて出てきたのは童謡、『大きな栗の木の下で』
因みに英語版です。
Under the spreading chestnut tree
With my banjo on my knees
I'm as happy as can be
Under the spreading chestnut tree
大きな栗の木の下で
膝にバンジョー乗せて弾き
私はこの上なく楽しいの
みたいな和訳でしょうか?
さて、今日のワンポイント英語
with my banjo on my knees
のwithは、付帯状況を表す前置詞です。
~しながら、とか、~した状態で、という意味を表します。
She was listening to the radio with her eyes closed.
彼女は目を閉じたまま、ラジオを聞いていた。
こんな風に使います。
オンラインで教えている高3のT君の文法に、こんな問題がありました。
中京大の過去問ですね。
現代人は時計とにらめっこをしながら暮らさざるを得ない。
これを英作文するのですが、People today から始める整序英作文でした。
「~せざるを得ない」というフレーズに、
can’t help ~ing (~しないではいられない)を思いつけるかと、
with their eyes on the clock 「目を時計に向けた状態で」
というフレーズが浮かぶか、がミソですね。
正解は People today can’t help living with their eyes on the clock.
受験問題によくあるwithの問題でした。
あ、T君はちゃんと正解してましたよ。
さて、話はもとの「大きな栗の木の下で」に戻ります。
栗の木の下で、バンジョーを抱えて楽しくうたっていると
この上なく幸せ、という陽気な歌詞は、
イギリスからアメリカにこの民謡が伝わって以降の歌詞です。
もともとは、
Under the spreading chestnut tree
There we sit both you and me
Oh how happy we will be
Under the spreading chestnut tree
大きな栗の木の下で
あなたと私は二人で座る
ああ、なんて私達は幸せなの?
大きな栗の木の下で
いかにもイギリス英語らしい、お行儀のよい文語的な歌詞ですね
アメリカでボーイスカウトたちの間で
ポピュラーになって広まったということなので、
きっとキャンプファイアーでも囲んで
バンジョー片手にみんなで歌ったのでしょうね。
カントリーミュージックには欠かせない楽器、バンジョー。
「クソ重たい」ので、座って膝にのせて弾いたのも頷けます(笑)
さて、これがもし、日本だったら
少しわびしい秋の日に、栗林から聞こえてくるのはどんな楽器の音でしょうか?
篠笛、とか尺八とか、私は笛の音を想像しました。
間違っても、バンジョーではない(笑)
栗のポタージュから、またまた連想ゲームのGranny でした。